RSウイルス感染症とは?|ル・アンジェ 病児保育のご依頼が急増中!
2021.06.15
コラム
病児保育のご依頼が急増中「RSウイルス感染症」とは?
乳幼児に肺炎などを引き起こすことのある、RSウイルス感染症のお子様が2021年は急増していました。
ル・アンジェの病児保育でも、RSウイルス感染症のお子様のお預かりが増えてきました。
初めてお子様が感染してから慌てないように、RSウイルス感染症についてまとめました。
RSウイルス感染症とは?
呼吸器の感染症です。
RSウイルス感染症(respiratory syncytial virus infection)は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症のこと。
RSウイルスは日本を含め世界中に分布しています。
何度も感染と発病を繰り返しますが、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の子どもがRSウイルスに少なくとも1度は感染するとされています。
RSウイルスにはどのように感染するの?
主な感染経路は飛沫感染と接触感染です。
RSウイルス感染症はRSウイルスに感染している人が咳やくしゃみ、または会話をした際に飛び散るしぶきを浴びて吸い込む飛沫感染や、感染している人との直接の濃厚接触、ウイルスがついている手指や物品(ドアノブ、手すり、スイッチ、机、椅子、おもちゃ、コップなど)を触ったり、または舐めたりすることによる間接的な接触感染で感染します。
RSウイルスが麻疹や水痘、結核のように空気感染(飛沫核感染)するといった報告はありません。
どんな症状が出るの?潜伏期間は?
潜伏期間は2~8日。発熱・鼻水などの症状が続きます。
通常RSウイルスに感染してから2~8日、典型的には4~6日間の潜伏期間を経て発熱、鼻汁などの症状が数日続きます。
初めて感染発症した乳幼児の約7割は、鼻汁などの上気道炎症状のみで数日のうちに軽快しますが、約3割では咳が悪化し、喘鳴、呼吸困難症状などが出現します。
乳期、特に乳児期早期(生後数週間~数ヶ月間)にRSウイルスに初感染した場合は、細気管支炎、肺炎といった重篤な症状を引き起こすことがあります。そのため、特に乳児期早期のお子さんがいらっしゃる場合には、感染を避けるための注意が必要です。
低出生体重児や、心臓や肺に基礎疾患があったり、神経や筋肉の疾患があったり、免疫不全が存在する場合には重症化のリスクは高まります。重篤な合併症として注意すべきものには、無呼吸発作、急性脳症等があります。生後1ヶ月未満の児がRSウイルスに感染した場合は、非定型的な症状を呈するために診断が困難な場合があり、また突然死に繋がる無呼吸発作を起こすことがあります。
RSウイルスの感染予防対策は?
手洗いと消毒を徹底しましょう。
上述したように、RSウイルスは飛沫感染と接触感染が主な感染経路です。
そのため、接触感染対策としては、子どもたちが日常的に触れるおもちゃ、手すりなどはこまめにアルコールや塩素系の消毒剤等で消毒することと、石けんと流水でしっかりと手洗いをすることが感染予防に繋がります。手指の消毒にはアルコール手指消毒薬を使います。
また、咳などの呼吸器症状がある場合は、RSウイルス感染症の流行時期はもちろんのこと、流行時期でなくても、飛沫感染対策としてマスクを着用して0歳児、1歳児に接することが大切です。
かかってしまったらどうしたらいいの?
特効薬はありません。
RSウイルス感染症の特効薬はないため、治療は基本的には対症療法(症状を和らげる治療)を行います。
病児保育はRSウイルス感染症のお子様もお預かり可能!
子どもがRSウイルス感染症にかかってしまったけど、どうしても仕事が休めない…!外せない会議がある…!など、お困りのパパ・ママへ。
ル・アンジェの病児保育サービスはRSウイルス感染症のお子様(生後5日から小学生まで)もお預かりします。
RSウイルス感染症をはじめ、ヘルパンギーナや手足口病、プール熱(咽頭結膜熱)、インフルエンザやノロ・ロタなどの感染症胃腸炎、突発性発疹など流行が心配な感染症が様々あります。お子様の具合が悪くなってから慌てることがないよう、ル・アンジェの病児保育サービスを検討してみてはいかがでしょうか。
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